プリック・アップ (1987) -英作品-


Prick Up Your Ears

あらすじ

「殺し屋たちの挽歌」のスティーヴン・フリアーズ監督が実話を基に、60年代、同性愛が法律で禁じられていたロンドンを舞台に繰り広げられる、英国人の劇作家ジョー・オートンの壮観な人生とその死を描いた作品。若きオートンは年上で無口なケネス・ハリウェルと親密な交際を始めるが、スリルを求めるオートンは公衆トイレなどで誰彼かまわず誘いかけ行為に耽る日々。オートンに比べ魅力に欠けるハリウェルにはそんな生き方はできず、奔放な彼を愛するが故に苦悩する。作家として生活をしていた彼らだったが、オートンの書いたLootやWhat The Butler Sawがヒットし、ビートルズへの脚本の依頼が来るほどの成功を収めて以来、二人の距離はますます離れていき、ついにハリウェルが取った行動とは。

主な出演者

ゲイリー・オールドマン (ジョー・オートン)
アルフレッド・モリナ  (ケネス・ハリウェル)
ウォラス・ショーン (ジョン・ラー)
ヴァネッサ・レッドグレーヴ (ペギー・ラムジー)
フランシス・バーバー (レオニー・オートン)

見どころ

同性愛モノが苦手な方は飛ばして下さい(笑)。英映画にありがちな暗い作品。嫉妬に狂うのは、異性愛も同性愛も同じなのね、と妙に納得しましたし、個人的には美化されたホモセクシャルよりリアリスティックで好感がもてました。オートンが外で遊び呆けている間、家の中に閉じこもってひたすら彼の帰りを待っているハリウェルは「暗い」と思うと同時にいじらしく、それでも離れられない気持ちは魅力的なオートンが故に共感でしたね。

裏話

  • この作品の原題「Prick Up Your Ears」は、ケネス・ハリウェルがオートンの実現しなかったビートルズへの脚本「Up Against It」のために考えたものでしたが、オートンは、「くだらない映画に付けるには上等すぎる」と言ったそうです。
  • ジョーとケンの住まいのアパートは、撮影の為に作られたセットでした。

撮影地

  • 25 Noel Road, Islington, London, England, UK
  • London, England, UK
  • Morocco
  • Russell Square, Bloomsbury, London, England, UK
  • Shaftesbury Avenue, London, England, UK