告発 (1995) -仏/米作品-
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あらすじ
全米一悪名高きアルカトラズ刑務所を閉鎖に追い込んだ、一人の囚人と彼を支えた若き弁護士の友情を描く、実話に基づくお話。1930年代、軽犯罪者のヘンリー・ヤングはアルカトラズ刑務所に送られ、脱走を試みた故に受けた懲罰は地下の独房。本来ならば19日間が最大の期間のはずだが、彼はこの真っ暗で、冷たい独房で数年を過ごし、出てきてすぐに、彼を密告した囚人を殺してしまう。この殺人事件の担当になった弁護士のジェームスは、犯人の囚人ヘンリー・ヤングを調べていくうちに彼の有罪に疑問をもつようになり、この事件の真相はアルカトラズにあり、ヘンリーは裁かれるべきではないと主張する。
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主な出演者
クリスチャン・スレイター (ジェームス)
ケヴィン・ベーコン (ヘンリー・ヤング)
ゲイリー・オールドマン (ミルトン・グレン)
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エンベス・デイヴィッツ (メアリー)
ウィリアム・H・メイシー (ウィリアム・マクニール)
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見どころ
やりきれない、後味の苦い作品ですね。ヘンリーを演じた、ケヴィン・ベーコンは見事で、軽薄なクリスチャン・スレイターもはまり役だし、すぐに頭に血が上るミルトンはまさにゲイリー・オールドマンの十八番。それぞれの思惑と感情、正義と罪の行く先にあっという間の2時間でした。切望していた「友人」を持てて満足したヘンリーだったからこそ、彼らの「勝利」はヘンリーがジェームスに「与えた」ものだというやりきれない結末。正しさを証明したことによって失った代償は、あまりにも大きかったのではないでしょうか。涙が止まらない作品です。
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裏話
- 法廷のシーンを撮影している最中にマグニチュード6.7の大きな地震があり、ケヴィン・ベーコンは大きなシャンデリアが頭上を行ったり来たりしている真下で、大きなテーブルの下に避難していました。この撮影スタジオは後日、非難の的となりました。
- ジェームスがヘンリーの為に連れてくる女性は実際のケヴィン・ベーコンの妻であるカイラ・セジウィックが演じています。
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あら捜し
- 1930年代の設定ですが、全てのアルカトラズの外側のショットには焼け焦げた刑務所長の家が見えます。実際この家はネイティヴ・インディアンがこの島に住んでいる間、刑務所が閉鎖されてから7年後の1970年代まで燃えてはいませんでした。
- ヘンリーがルーファスを殺す間際、テーブル上の彼の手にあるスプーンの位置が違っています。
- ヘンリーが始めてジェームスと会うシーンで、背景にいる看守がいたりいなかったりします。
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撮影地
- Alcatraz Island, San Francisco Bay, California, USA
- Bradbury Building - 304 S. Broadway, Downtown, Los Angeles, California, USA
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