不滅の恋/ベートーヴェン (1994) -英/米作品-
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あらすじ
1827年、ウィーン。一人の偉大な作曲家が息を引き取った。彼の名はルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン。耳が不自由だという、音楽家としては致命的な困難を抱えながらもその才能で数々の名曲を残した男。その死後まもなく、彼の書いた遺書が発見された。そこには彼が〈不滅の恋人〉と呼ぶある一人の女性に想いを込めて書かれた愛の言葉がしたためてあった。生前の友人だったシンドラーは、その女性を探し出すことが故人の遺志であると、ベートーヴェンの足跡を辿っていく。
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主な出演者
ゲイリー・オールドマン (ベートーヴェン)
ジェローン・クラッベ (シンドラー)
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イザベラ・ロッセリーニ (アンナ・マリー)
ヨハンナ・テア・ステーゲ (ヨハンナ)
マルコ・ホーフシュナイダー (カール)
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見どころ
偉大な作曲家の一生を、彼の愛した1人の女性を探すという視点から捉えた設定は、小難しく考えなくても解りやすくて◎。音楽家としては致命的な難聴に陥っていく様子は、なぜ彼がより頑固で気難しくなってしまったのかがわかるようで切ない感じでしたね。失われていく聴覚をいとおしむ様に、ピアノに耳を押し付けて弾く「月光」には心を打たれました。ベートーヴェンは激しい楽曲が素敵だと思っていましたが、それ故にしっとりとした曲が沁みてきます。しかしこういうタイプが好きかと聞かれれば、答えは決まって「NO」ですが(笑)。
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裏話
- 葬式のシーンで、あまりの暑さの為に何人かのエキストラが倒れてしまいました。
- ベートーヴェンがピアノを弾くシーンはゲイリー・オールドマンの演奏によるものではありませんが、彼は一日に5時間の練習で実際に演奏をしているように演技しました。。
- 主役であるゲイリー・オールドマンは映画の始めから現れているにもかかわらず、始めの20分間は一言も言葉を発しません。
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あら捜し
- プロデューサーが苦心してセットにあるピアノの時代考証を整えたにもかかわらず、その古いピアノから流れてくる音楽は、明らかに20世紀の楽器の音。
- ベートーヴェンが「エリーゼのために」をカールの為に弾くシーンで、カールはピアノの前に腰掛け、ベートーヴェンは彼の後ろから腕を伸ばしています。この姿勢ではサステイン・ペダルに足が届くわけは無いのですが、聞こえてくる音楽にはしっかりサステインがかかっています。カールが代わりにペダルを踏んでいるとは考えられません。
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撮影地
- Kromeriz, Czech Republic
- Prague, Czech Republic
- Zentralfriedhof, Vienna, Austria
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