バスキア (1996) -米作品-


Basquiat

あらすじ

喫茶店のウェートレス、ジーナの部屋に転がり込んでいたストリート・アーティストのバスキア。彼は美術評論家ルネに注目されたことから、アンディ・ウォーホルに認められ、一躍有名になる。だがそれと引き換えに、ルネやジーナの心は次第に彼から離れて行くのだった……。27歳でこの世を去った画家ジャン・ミシェル・バスキアの生涯を、生前彼の友人だったジュリアン・シュナーベル監督が映画化。

主な出演者

ジェフリー・ライト (バスキア)
クレア・フォーラニ (ジーナ)
マイケル・ウィンコット (ルネ)
デヴィッド・ボウイ(アンディ・ウォーホル)
デニス・ホッパー(ブルーノ)
ゲイリー・オールドマン (アルバート)

見どころ

脇を固める豪華なキャストに惹かれたという下心がみえみえですね(笑)。そしてそれを裏切らない確かな演技。デヴィッド・ボウイのアンディ・ウォーホールははまりすぎていて、彼の多才ぶりに感服。クリストファー・ウォーケン(インタヴュアー)、ウィレム・デフォー(電気技師)、コートニー・ラブ(ビッグ・ピンク)、といった顔ぶれも何気なく登場します。才能と栄光とドラッグの、極彩色に彩られたバスキアの生涯については人それぞれの思いがあるのでしょうが、才能がありすぎるゆえの狂気は理解を超えていました。人間的に愛すべきキャラクターとも思えなかったのは私の感想です。映画の公開後に催された「バスキア展」に展示された作品の数々には、エネルギーが詰まっていて、さらに極みを目指すその貪欲さにはやはり狂気を思いました。サウンド・トラックの「ハレルヤ」は今でも心に残っています。

裏話

  • ゲイリー・オールドマンが演じているアルバート・マイヨは架空の人物ですが、バスキアの友人で、この作品の監督であるジュリアン・シュナーベルを描写したものです。
  • 作品中、デヴィッド・ボウイがつけているかつらは、実際にアンディ・ウォーホールが使用していたものでした。
  • 映画の終わり近くで、バスキアにアルバートが描いた死んだ友人のための絵を見せるシーンがあります。この絵の右上には「JMB 8/12」という文字が白で書かれていますが、これはジャン・ミシェル・バスキアのイニシャルと、彼の亡くなった日付です。

あら捜し

  • ジーナが、バスキアとクルーガーの会合で彼ののスタジオに行くシーンで、手にしているのは1990年代のダイエット・ペプシの缶。時代設定は1980年代。
  • バスキアが地下室のアトリエを見に行くシーンで、彼はパジャマにローブといういでたちでしたが、スタジオに着いたときには違うシャツがローブの下に見えます。
  • バスキアが、ウォーホールの死を知った時、背景に「X−Large」という店が見えます。このお店は1990年代の始めまでは開店していませんでした。
  • 時代設定は1980年代の始めですが、背景に映る車のの幾つかは1990年代のものです。

撮影地

  • New York, USA
  • Soho, Manhattan, New York City, New York, USA