トゥルー・ロマンス (1993) -米作品-
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あらすじ
ビデオショップに働く青年クラレンスは、ある日の誕生日、店長の差し向けたコールガール、アラバマと出会う。互いに一目で恋に落ちた二人はさっそく結婚。彼女の元ヒモのドレクセルの所に出向いたクラレンスだが、そこでドレクセルに殺されかけ逆に彼を殺害。しかも彼女の衣装ケースと思って奪ってきたカバンには大量のコカインが入っていた。
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主な出演者
クリスチャン・スレイター(クラレンス)
パトリシア・アークエット (アラバマ)
デニス・ホッパー(クリフォード)
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ヴァル・キルマー(エルヴィス)
ゲイリー・オールドマン(ドレクセル)
ブラッド・ピット (フロイド)
クリストファー・ウォーケン(ヴィンセンゾ)
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見どころ
頭取を殺害し、盗んだコカインを売り捌こうとするが故に、悪いやつらに追われるという話なのに、なんだか清々しく軽いタッチなのはさすがタランティーノといったところでしょうか。さくさく進む展開を固めるのは豪華な俳優陣。理屈や常識をかなぐり捨てて楽しめる、娯楽大作。タランティーノがもし自身で指揮を執っていたら、もっと面白くなったかもしれませんね。
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裏話
- タランティーノはこの脚本を売ってレザボア・ドッグスの資金にしました(US$50,000)。
- タランティーノの元のエンディングはクラレンスが死に、アラバマが未亡人として生き残るというものでした。彼の狙いはアラバマをレザボア・ドッグスで復活させ、ミスター・ホワイトと組ませようとの考えでした。レザボア・ドッグスの回想シーンでミスター・ホワイトがアラバマについて尋ねているシーンがあります。
- 罵りの言葉は作品中225回使われています。
- 彼の役はソファから動かないというのは、ブラッド・ピット本人の提案でした。
- スクリーン上で死んだのは21人、全て男性で、全て銃弾に倒れています。
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あら捜し
- クラレンスがサファリ・モーター・インからクルマで走り去るシーンはどう見てもスタントマン。
- リーが運転をしながらエリオットと電話で話すシーン、リーのサングラスに反射して見える撮影陣。
- アラバマの頭部が火まみれになるシーン、スタント・マスクがしっかり見えています。
- デトロイトにいるはずのクラレンスが見ている千葉真一の映画を見ているシーン、背景の道路の名前は「Hollywood Boulevard」。
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撮影地
- Ambassador Hotel - 3400 Wilshire Boulevard, Los Angeles, California, USA
- Detroit, Michigan, USA
- Los Angeles, California, USA
- Rae's Restaurant, Santa Monica, California, USA
- Safari Inn - 1911 W. Olive Ave., Burbank, California, USA
- The Athenaeum, California Institute of Technology, Pasadena, California, USA
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